あらゆる人が健康な社会は実現可能か?
健康な人は手を挙げてください!「…」学校教育や、地域のボランティアで私がこの質問を投げ掛けると、元気いっぱいに手を挙げる人はほとんどいません。
写真は手をとってますが、
私は学校で教員をしていた時によくこの質問をしていました。
高齢者の方だけではない平均年齢が10代でも、20代の場合も手が挙がりません。
では病気の人は?と聞いても手が上がりません。
健康でも病気でもないらしい。自分の健康状態をはかるのは難しいですね。
では若者が人に相談したらどうでしょうか。「まだまだ若いんだから頑張らないとね。その年で病気なんかないでしょ?」
病院にいったらどうでしょう。そもそも行くほどの理由がないです。
私は鍼灸師です。東洋医学の目で患者の健康状態、自然治癒力をチェックします。良く眠れますか、食事は美味しくたべられますか、お腹の調子は、手足が冷えませんか、生理痛は、最近の気分は?とか単純な質問です。
これらをいかに施術に反映させるかは専門的な話ですが、聞いたからには肩こりや腰痛と一緒に少しでも良くなるように施術しています。
そんな事考えたこともない、それが何か関係するのですか?と問い返されることがありますが
社会に、個人に、若者に「健康的な生活」の価値観が失われていると感じます。
最近、良く眠れてる?ご飯食べてる?元気?そんなことを身近な人だけでなく、社会が尋ねてくれるのが、あらゆる人の健康的な生活の確保、福祉を促進する社会だと思います。